チャプター 62

カミラ視点

最初の夜がいちばんきつかった。

冬の冷たさが皮膚に食い込んだからではない。吹きつける突風がひとたびごとに刃物みたいに深く切り込んできたからでもない。空腹に噛みつかれたからでもない――腹は引きつってねじれ、手に入らない食べ物を要求していたけれど。

いちばん堪えたのは、沈黙だった。

生まれて初めて、遠くから聞こえる群れの遠吠えもない。夜明けの巫女たちの詠唱もない。すぐそばに家族の息づかいもない。

いるのは、私だけ。

私と、内側でひそかに育っている命だけだった。

折れた枝と半分凍りついた枯れ葉を集め、木の洞に押し込んで最初の寝ぐらを作った。風を完全に遮れるほどではなかったが...

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